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会長ルーム・活動録

令和6年度 防衛大学校卒業式典

2025.03.31

 令和7年3月22日(土)、防衛大学校 本科第69期学生、理工学研究科前期課程第62期学生、同後期課程第22期学生、総合安全保障研究科前期課程第27期学生及び同後期課程第14期学生に対する卒業式典が石破内閣総理大臣ご臨席の下、記念講堂において挙行され、村川豊同窓会長が出席しました。
 式典は、国歌斉唱に続き、久保学校長が本年度の卒業生である本科学生386名及び研究科学生84名(9か国30名留学生を含む。)の学生一人一人に卒業証書を手渡され、続く式辞では、冒頭でHCD(ホームカミングデー)行事の一環として参列した本科第24期卒業生に対する歓迎の言葉を述べられた上で、時を同じくして小原台に着校し4年の月日をともにしてきた本科第69期生が成し遂げた「学生間指導のあり方の見直し」を高く評価するととともに、今後「公務員中の公務員」たる自衛官の誇りを持って人間力の涵養に努めるよう要望されました。
 石破内閣総理大臣は、「本日のウクライナは明日の東アジア」という厳しい安全保障環境の下、卒業生一人一人の存在と努力が抑止の根幹であり、最高の栄誉と規律を保持する国民最後の拠り所の自衛隊の一員として、国民の負託に応えるべく現代にふさわしいリーダーシップを発揮してほしいと訓示されるとともに、2003年12月24日防衛庁長官当時のC-130Hイラク派遣編成完結式における若手航空自衛官との忘れ得ぬエピソードの披露や、戦後80年という節目の年に幹部自衛官としての歩みを始める卒業生に対する餞の書として吉田満氏の『戦艦大和ノ最後』を紹介されました。
 続いて、中谷防衛大臣からは、自らも一員である本科第24期卒業生の式典参列に感謝の言葉が述べられるとともに、学生時代恩師2名からの言葉、すなわち渡辺長治ラグビー部監督から送られた「我が身で悟ったものこそ真理なり(本質を理解し我が物にせよ)」、及び春日佑芳教授から送られた道元禅師の言葉「磨塼(ません。心の鏡を磨け)」が紹介されました。また、国民の信頼に応えるべく、任重く道は遠いかもしれないが、些事をおろそかにせず修養に努めよと訓示されました。
 来賓代表の日本経済新聞社代表取締役会長 岡田直敏氏からは、1947年に定められた日経新聞の社是と2022年の国家安全保障戦略における国益の定義が驚くほど似ていることを紹介された後、自由、民主主義、法の支配といった我が国が大切にする価値が昨今の安全保障環境によって脅かされようとしている中、使命に対する誠実さ、真剣さと士気の高さを持つ自衛隊と、経済とが一体となって国益を守り我が国を発展させていきましょうとの祝辞が述べられました。
 卒業生代表からは、「強さ」という本質を追求するため、変化を恐れずに成し得た「学生間指導の当たり前を覆す」という一大変革について、それを達成した同期を誇りに思うとともに、国防の道の第一歩を踏み出した我々の前に今後現れるであろう困難の数々についても、同期の絆があれば絶対に乗り越えられるとの力強い答辞があり、その決意を胸に学生歌を斉唱した後、帽子を高々と舞い上げ会場を後にしました。
 続いて、卒業生は陸・海・空の制服に着替え、一般幹部候補生の任命・宣誓式では、各要員別に陸曹長、海曹長、空曹長に任命され、一般幹部候補生を命ぜられました。そして、各要員の代表が宣誓を行い、石破内閣総理大臣に宣誓書を手渡しました。
 その後、陸上競技場に場所を移して観閲式が行われました。巡閲中、観閲官の中谷防衛大臣がHCDで来校した本科第24期生約140名の同期に手を振られる場面が見られたほか、卒業生が操縦する陸自AH-1S、海自SH-6OK及びP-1及び空自C-2及びF-15Jによる祝賀飛行が観閲式に花を添えました。
観閲式終了後は、学生食堂において午餐会が開かれ、久保学校長のご挨拶、若宮防衛大臣補佐官の祝辞に引き続き、村川同窓会長が今後の部隊勤務に向けた激励を行うとともに、同窓会活動に対する理解と支援をお願いしたいとの言葉を述べられました。また、その後の懇談でも村川会長は広く会場内を巡られ、卒業生一人一人やそのご父兄方とも談笑を続けられ、和やかな雰囲気の中、卒業式典に係る一連の行事は恙なく終了しました。

★卒業証書授与 ★卒業生解散!

          卒業証書授与                    卒業生解散!

★任命・宣誓式 ★祝賀飛行(C-2)

          任命・宣誓式                   祝賀飛行(C-2)

★午餐会での会長挨拶 ★ ★卒業生との懇談

(32期海 石田伸介 記)