防大同窓会モンゴル国支部長に対する委嘱状授与
2022.03.25
令和4年3月25日(金)16:30から、市ヶ谷の防衛大学校同窓会事務局において、岩田同窓会会長からモンゴル国支部長に対する委嘱状の授与が、リモート会議システムを活用して行われました。
これまでの海外支部長への委嘱状授与は、会長が現地を訪問して、直接、支部長に対して手交されていましたが、今回につきましては、新型コロナウィルスまん延等の影響もあり、会長の支部訪問を諦め、日本国内において授与することになりました。
当初は、各期の代表が集まる代議員会での授与を追求しましたが、本年度もコロナ禍のため中止となったことから、会長、副会長、各理事等が参加する理事会に併せて授与を行うことになりました。
モンゴル国支部は、2017年7月に設立され、現在の防大留学生の受け入れ国18か国の中で、タイ、シンガポール、インドネシアに続く4番目の海外支部となります。会員は、本科卒業生、理工学研究科/安全保障研究科の卒業生等から構成されており、今回は、2021年7月から第2代支部長に就任したバトサイハン大佐(本科48期)に対する委嘱状の授与となりました。
モンゴルで参謀本部勤務のバトサイハン支部長は本国からリモートでの参加となり、モンゴル支部会員の駐日モンゴル大使館国防武官のエンフバト大佐(安保研10期)、並びに、本年3月まで陸上自衛隊指揮幕僚課程留学中であったバースカ少佐(本科53期)は市ヶ谷の事務局での参加を得ることができました。
委嘱状授与は、定時にリモートによりバトサイハン支部長の顔がスクリーンに投影されたところで開始となりました。
まずは、岩田会長とバトサイハン支部長が初対面の挨拶を交わした後に、会長が自身のモンゴル訪問の経験について述べたところ、支部長との接点があったことが判明し、やや緊張した雰囲気から和やかなムードに一変しての進行となりました。 委嘱状の授与については、バトサイハン支部長がリモートで見守る中、岩田会長から支部長代理のエンフバト大佐に支部長の委嘱状を手渡しました。 また、エンフバト大佐からはモンゴル国防省からの記念の盾が贈呈されました。
引き続き、会長からは、「2012年に統幕副長として『日モンゴル防衛相会談』、及び、2014年に陸幕長として『モンゴルにおける能力構築支援』に参加しましたが、これらの訪問時に受けた卒業同窓生からの熱い歓待から、防大同窓生の強固な団結を感じるとともに、リーダーとしてモンゴル陸軍を牽引している同窓生の姿に大変心強く感じました。モンゴル支部として、自衛隊とモンゴル軍、ひいては日本とモンゴルの関係強化、さらにはアジアの安定に貢献できるよう頑張ってもらうとともに、本年が日蒙外交樹立50周年の節目にあたり、更なる日蒙の関係の深化を期待します。」との挨拶がありました。
バトサイハン支部長からは、「モンゴル支部では防大留学経験者で大佐、中佐を中心とする約20名の会員が活躍しており、これからも防大同窓生として頑張っていく所存ですので、宜しくお願い致します。」との強い決意が示されました。
最後に、リモート参加しているバトサイハン支部長が映し出されているスクリーンを囲む形で、岩田会長、村川副会長をはじめ、エンフバト大佐、バースカ少佐、各理事等の委嘱状授与参加者が加わり、防大同窓会モンゴル支部の今後益々の発展を祈念しつつ集合写真の撮影を行って、閉会となりました。
(30期海 浅岡 哲史 記)