令和3年度防衛大学校卒業式典に出席
2022.03.27
令和4年3月27日(日)に防衛大学校で実施された卒業式典に岩田同窓会長が出席しました。
岸田内閣総理大臣、岸防衛大臣、岩本政務官、統合・陸・海・空幕僚長等が臨席される中で、本科第66期学生、理工学研究科前期課程第59期学生、同後期課程第19期学生、総合安全保障研究科前期課程第24期学生及び同後期課程第25期学生の卒業式典が挙行されました。
今年も、新型コロナウイルス感染防止の観点から、卒業式典の時間短縮が図られ、卒業学生全員に対する卒業証書授与は前日の26日(土)に実施されました。また、HCD(ホームカミングデー)は来年へ延期となり、午餐会も中止となりました。出席する来賓も数名に限定され、ご家族等の卒業式典参加は見合わせとなりましたが、参加できないご家族等のためにYouTube「防衛大学校広報チャンネル」でのライブ配信(一般公開)が行われました。
卒業式では、久保学校長が学生代表17名に卒業証書を手渡され、式辞において「防大での厳しい教育訓練は10年、20年、30年、40年後に遺憾なく力を発揮できるよう人としての修養を積むことであり、これからも訓練と精進を続け国を守るため日頃から万全の準備をすることによって、国民に奉仕する皆さんの生涯がやりがいと誇りに満ちたものになることを祈念します。幸多き人生を歩んで下さい。」と述べられました。
岸田内閣総理大臣は、「『事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託に応える』今一度、この服務の宣誓を胸に刻み、皆さん一人一人が国民の命と平和な暮らしを担う砦(とりで)であるという強い自覚を決して忘れないで、国民の信頼と期待に常に応える自衛隊であり続けるよう、皆さんが崇高な任務に全力であたることを期待します」と訓示されました。
来賓代表・元国家安全保障局長 谷内正太郎氏から「自衛隊創設以来、諸先輩の絶えない努力、献身によって国民からのゆるぎない信頼となっていることに誇りを持ち、自衛官という職業選択は国民からの信頼・尊敬を勝ち取ることと認識下さい。侍よ、武士(もののふ)よ、誇り高くあれ! 」との言葉を贈られた卒業生は、代表による答辞、学生歌斉唱の後に、帽子を高々と舞い上げ、会場を後にしました。
祝辞全文はこちらから読めます ⇒ 谷内正太郎氏祝辞
その後、卒業生は陸・海・空の制服に着替え、再び記念講堂に戻り、岸田内閣総理大臣・岸防衛大臣臨席の下に行われた任命式で陸上・海上・航空幕僚長からそれぞれの一般幹部候補生に任命され、引き続き実施された宣誓式において陸・海・空一般幹部候補生として岸田内閣総理大臣に対し宣誓を行いました。
例年実施される観閲式(祝賀飛行は中止)は、3月18日(金)の卒業行事で実施され、卒業式典はこの任命宣誓式をもって終了しました。
⇒ 首相官邸HP | ⇒ 首相官邸Facebook | |
⇒ YouTube防衛大学校広報チャンネル「令和3年度 防衛大学校卒業式典、任命宣誓式」 |
(30期陸 山坂泰明 記)