防衛大学校同窓会会員の皆様におかれましては、日頃より防衛大学校同窓会に対しまして絶大なるご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
　さて、令和３年度代議員会は、新型コロナウィルスの新変異株「オミクロン株」の感染急拡大を受け、不測の事態時の処置として中止し、昨年同様に防衛大学校同窓会会則に係わらず「書面による決議」へと移行させて頂きました。

　この結果、「会則改正（代議員会、理事会）」「令和２年度同窓会事業報告・同会計決算報告・会計監査報告」「令和４年度同窓会事業計画・同事業予算」「令和４年度役員」の４件の議案に対しまして、218名（定数278名、未回答60名）の方にご賛同を頂きました。令和3年度代議員会議案は、会則２２条の規定を満たし承認・議決いたしましたことを３月２５日の理事会で確認し、ここに報告させていただきます。

　防大は、昨年４月、これまで９年間にわたりご指導賜った國分学校長の後を受けて久保学校長がご着任され、卓越したご指導の下、時代の変化に応じた改革が進められているところです。一方で、学生にもコロナ感染者が発生するなど、校務運営にも様々な対応を迫られてきたところです。今後、早い時期に、逐次従来の運営に戻れることを祈念しております。
　同様に同窓会活動も元の状態に復帰し、母校の充実・発展に寄与するとともに、会員相互の親睦交流が盛んになることを願っております。特に、昨今の現役の活動においては、日米同盟の更なる強化はもちろん、日米豪印戦略対話（ＱＵＡＤ）を始めとする国際的連携強化の推進など、軍事的な国際舞台においてリーダーシップを取り得る幹部の育成が強く求められているものと認識しています。
　このような観点においても、今後同窓会としてさらに寄与できる施策に関しての検討も進めていきたいと考えております。 また、会費納入率の向上を図るために防衛大学校在学中の積立方式による会費徴収を調整するとともに、学生に防衛分野の良書を寄贈できるよう同窓生著作等以外の図書も対象に含めて参ります。

　 当然のことながら、同窓会の活動は会員皆様の「母校のため、後輩のため」という熱い思いに基づくご支援ご協力がなければできるものではありません。 我々同窓会役員一同は、学校長始め防大の関係者、そして会員皆様方のご意見を賜りながら会員皆様と連携しながら、尽力して参る所存です。 どうか会員の皆様方におかれましても、様々な形で母校へのご支援・ご声援を賜れば幸甚に存じます。 会員の皆様の同窓会活動に対します益々のご理解・ご協力を重ねてお願い申し上げ、代議員会結果の報告とさせていただきます。

防衛大学校同窓会　会長　岩田 清文