平成30年度第3学年部隊実習激励
2018.07.25
杉本同窓会会長は、7月9日(月)陸上自衛隊金沢駐屯地第14普通科連隊で部隊実習中の第3学年陸上要
員を激励しました。
金沢駐屯地到着後、第14普通科連隊長梨木1等陸佐を訪問し、部隊実習訓練支援の概要説明を受け、その
後懇談しました。
今年の第3学年陸上要員の部隊実習は、約230名の要員が北海道・沖縄を除く全国23コの普通科部隊で
3週間の実習を行っていました。実習にあたっては、師・旅団長の講話、連隊長の講話、40kmの徒歩行
進、機関銃実射、分隊攻撃、警衛勤務等の防大の実習要望科目を履修するとともに部隊長の計画による実習が
行われていました。第14普通科連隊は7月8日(日)までBCTC(指揮所訓練センター)訓練を実施中であ
り、防大生に最新の指揮所訓練を研修させたほか、敦賀港に入港する海自護衛艦(海上要員実習中)、空自小
松基地(航空要員実習中)の研修など統合運用を見据えた研修も計画されていました。
会長は、同窓会陸代議員でもある梨木連隊長と懇談の後、機関銃実射中の学生を激励するため、駐屯地近傍
の演習場に移動しました。
10名の学生は、機関銃実射初級検定に合格すべく第14普通科連隊の幹部やベテラン陸曹の指導を受けな
がら真摯に取り組んでいました。
実射訓練終了後、射場管理棟において会長から学生に対し講話を実施しました。
会長は自らの経験に基づき、人生や経験に無駄なことは一つもなく「人間万事塞翁が馬」であり、何れの職
種や職務内容、勤務地においてもその時その場で一所懸命取り組むこと、感謝の気持ちを常に持つことなど幹
部自衛官として歩んでいく上での考え方を紹介しました。
また、今後の安全保障環境や統率の場に立つ学生たちに「英語の他、もう1つの外国語を勉強する」こと、
「本を読み心に留めた言葉をメモする」ことなどを学生に推奨しました。
夕刻、実習支援部隊の他、駐屯地業務隊長、会計隊長など駐屯地所在の同窓生も加えた懇談会を行いまし
た。途中、学生一人一人から自己紹介と今後の抱負が発表され将来の幹部自衛官に盛大な拍手が送られるとと
もに、学生は会長を始め様々な先輩と人生や部隊勤務などについて懇談し、予定の時間を大きく超えて懇談会
は終了しました。
最後に、第14普通科連隊長をはじめ、中部方面隊、第10師団、連隊本部、金沢駐屯地所在部隊及び防衛
大学校訓練課の方々のご支援・ご協力に心より感謝申し上げます。
(本部事務局 総務部 27期陸 星指 隆記)