防衛大学校関連

卒業留学生記念祝賀会 9カ国23名の卒業を祝う

2025.03.21

3月12日(水)、防衛大学校校内において、令和6年度 卒業留学生記念祝賀行事が執り行われました。祝賀行事は、徽章授与式と懇親会の2部構成で行われ、第69期卒業留学生、9カ国23名※のほか卒業留学生担当協力家庭(ホストファミリー)24名、関係大使館武官、協力家庭会及び学校関係者など約90名が参列しました。

 防大同窓会が留学生卒業祝賀行事に参加するのは、今回で3回目となります。

※カンボジア3名、インドネシア2名、ラオス1名、マレーシア2名、ミャンマー2名、

モンゴル1名、フィリピン2名、タイ5名、ヴェトナム5名

 懇親会に先立ち、徽章授与式が執り行われ、久保学校長が卒業留学生の一人一人に徽章を授与し訓示を行いました。その後、参列者との記念撮影が行われました。

★学校長による徽章授与 ★ ★久保学校長による卒業留学生への訓示

 学校長による徽章授与        久保学校長による卒業留学生への訓示

 

 懇親会は、今年も防大主催で開催され、協力家庭会の協力・進行の下、終始和やかな雰囲気の中で行われました。久保学校長は、留学生のこの5年間の苦労への労いの言葉と、協力家庭会及び学校関係職員への感謝を述べられました。

続いて祝辞を行った村川防大同窓会会長は、44年前の入校当時、留学生の数がシンガポール及びタイからの3名しかいなかったこと、自衛官現役時代に、シンガポールでは防大時代の部屋長に歓迎されたこと、フィリピンでは世話をしてくれた将校が偶然対番系列の防大卒業生だったこと、タイでは同期生が水先案内人として見事な日本語で日本の艦艇を誘導したことなどのエピソードを紹介し、同窓生の活躍が頼もしく、本当に勇気をもらう思いをしたと述べると共に、今後のアジア・太平洋地域における平和と安定への寄与に期待をすると述べました。

★村川防大同窓会長祝辞 ★ ★感涙に咽ぶ卒業留学生 ★ ★お母さんへの花束贈呈

村川防大同窓会長祝辞    感涙に咽ぶ卒業留学生     お母さんへの花束贈呈

懇談では、在校留学生からのビデオメッセージの紹介で後輩からの感謝の言葉等が伝えられ、その後、卒業留学生一人一人からのお礼の言葉と協力家庭への花束贈呈が行われました。挨拶の途中、お父さん・お母さんへの感謝の涙で言葉を詰まらせる場面もありましたが、最後は卒業留学生全員による学生歌斉唱で会は締めくくられました。

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 卒業後23名は、一部、幹部候補生学校へ入校する者を除き、其々の国に帰り、其々の任務に就くことになります。

(起案・文責 33期 大戸英円)

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