防衛大学校関連

令和6年度カッター競技会について

2024.06.11

 令和6年4月24日(水)、第71期生による令和6年度カッター競技会が走水海上訓練場沖で実施されました。今年度も予定どおりに開催することができ、同窓会からは丸茂副会長が参加いたしました。
 競技は各大隊4個クルー、合計16個クルーが参加し、各大隊のクルーが獲得した点数の合計で競う「大隊対抗の部」と、クルーごとのタイムで競う「クルー対抗の部」の2つがあります。防大の走水海上訓練場沖に設定されたコースは、回頭ブイを折り返す距離2,000mのコースで、1回のレースは4艇で実施されます。

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 午前中の予選に引き続き午後から行われた決勝では、各大隊から1個クルーずつ出場というさながら大隊対抗のような形になりました。なお、決勝レースに参加するクルーは、予選レースと同じクルー構成で参加することはできません。競技への全員参加を目指すため、クルーを構成する16名(艇指揮1名、艇長1名、漕手12名、予備員2名)の内、最低でも7名を交代させなければならないのです。予選と決勝のクルー構成をどのようにするかは、各大隊の思案のしどころです。
 決勝レースは、雨交じりのやや悪天の中での競技となりましたが、海面は穏やかで競技にはまずまずのコンディションとなりました。昨年から大活躍している空撮用のドローンが飛び回る中、決勝レースが開始され、走水観音崎ボードウォークに集まったご家族からの熱い声援を受けながら各クルーは必死に漕ぎましたが、最後に決勝レースを制したのは、第3大隊のクルーでした。

 競技会の結果は次のとおりです。

順 位 大隊対抗の部 クルー対抗の部
優 勝 第1大隊 第32クルー(12分42秒)
第2位 第4大隊 第12クルー(13分08秒)
第3位 第2大隊 第42クルー(13分31秒)
第4位 第3大隊

 表彰式は記念講堂で行われました。
 大隊対抗の部では、久保学校長から優勝大隊である第1大隊に対して、表彰状、優勝旗、そして学生舎玄関に掲げられる「カッター競技会優勝大隊」の看板が授与されました。クルー対抗の部では、優勝から第3位のクルーに対して、久保学校長から表彰状が授与され、丸茂副会長からはメダルが授与されました。なお、表彰式の中で、授与されたメダルは防衛大学校同窓会から寄贈された旨のアナウンスがありました。
 最後に久保学校長が訓示され、令和6年度のカッター競技会は無事に終了しました。

★ご家族の声援を受けての必死のとう漕 ★ボードウォークからの大声援(もはや風物詩?)

★歓喜する優勝クルー

★賞状を授与する久保学校長 ★クルーの代表にメダルを授与する丸茂副会長 ★久保学校長及び丸茂副会長から表彰を受けた学生代表

(総務部 32期空 川波清明 記)

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