令和2年度カッター競技会について
2020.07.15
令和2年6月30日(火)、令和2年度カッター競技会が走水海上訓練場沖で実施され、同窓会長代理として、小原台事務局長の中澤空将補が応援しました。例年であれば4月に2学年によるカッター訓練・競技会が実施されていますが、今年度は新型コロナウィルスの感染拡大防止への対応によって各種行事が大きく制約を受け、カッター訓練も6月に入りようやく開始することができました。
競技会は小雨まじりの天候の中、予選4レース続いて決勝で行われ、1個大隊4個クルーで編成された4個大隊計16クルーが優勝を目指して競い合うレースです。予選終了後に激しい雨に見舞われたものの、決勝の準備~開始時には降り止み、予定通りに競技が続けられました。しかし、海上には陸岸から見ると艇体が隠れるほどのうねりがあり、学校長をはじめ四役が乗り込んだ機動艇も大きく揺れ、波濤と戦いながらの決勝となりました。
また、観音崎周辺では、応援の学生に加え、多くのご家族や地域にお住まいの方々などが応援されており、本競技会が地元の伝統行事の一つになっているようでした。
決勝レースは、第33クルーがうねりに翻弄されながらも、序盤の混戦から抜けだし、他のクルーを抑え優勝しました。一方、大隊対抗の部では、第2大隊が決勝レースへの出場クルーがなかったものの総合力を発揮し、優勝の栄誉を手にしました。
【競技会結果】 |
表彰式は、感染対策に万全を期して記念講堂で行われました。
大隊対抗の部は、学校長から優勝大隊に表彰状、優勝旗、そして学生舎玄関に掲げられる「カッター競技会優勝大隊」の看板が授与されました。
クルー対抗の部では、学校長から表彰状が渡された後、優勝、2位、3位のクルー代表者に同窓会から寄贈されたメダルの授与が行われました。
最後に國分学校長が訓示をされ、今年度初の競技会は無事に終了しました。
(29期海 橋口信吾 記)