保安大学校記念碑建立行事
2019.07.16
防衛大学校同窓会は、平成31年3月30日(土)、陸上自衛隊久里浜駐屯地及び防衛大学校において、保安大学校記念碑建立行事を行いました。
防衛大学校の前身である保安大学校は、昭和28年4月1日に久里浜駐屯地の仮校舎で開校され、昭和29年7月1日に防衛大学校と改称し、昭和30年4月1日に小原台校舎に移転しました。この間、第1期生及び第2期生が久里浜仮校舎で学びました。
保安大学校記念碑は、保安大学校の歴史的・地理的証として久里浜駐屯地に建立するものであり、平成28年度に第1期生会より同窓会に要望が出され、同窓会の平成30年度事業として久里浜駐屯地内に建立されたものです。
建立行事は、杉本正彦同窓会長を主催者として、國分良成防衛大学校長、保安学校当時の教官であった土肥祥荘元防衛大学校教授、藤本良三元防衛大学校教授、折木良一前同窓会長他をお迎えして、第1期生・第2期生約80名、久里浜駐屯地同窓会員約30名他の参加を得て行われました。
國分防衛大学校長は除幕式の祝辞において、安倍内閣総理大臣から「防衛大学校の当初、非常にご苦労されたことは容易に想像がつきます。しかし、その後新しい治平を築き、そして今日のような自衛隊に造り上げてくれました。皆様にくれぐれも感謝申し上げてください。」との第1期生・第2期生に対するお言葉を紹介され、「防衛大学校は戦後の英知の結晶であり、その英知の結晶の原点がここにあるということを忘れずにこれから現役の学生にも伝えていく。」と述べられました。
深山明敏第1期生会長は「防大スタートの原点に関わることができたことを誠にラッキーな人生であった。」との思いと、母校の後輩たちがいついかなる事態に遭遇しても国民の負託に応えるように立派な成果を収めることへの期待を述べられました。
除幕式の後、防衛大学校に会場を移し、防衛大学校学生とともに記念会食を行いました。
吉崎格第2期生会長の乾杯の後、第1期生・第2期生と第64期生・第65期生・第66期生の間で、66年の時を超えた今昔の話に花が咲きました。
記念会食の後、第1期生・第2期生は、防衛大学校の記念館研修、学生舎研修、校内のバスツアーを行い、今の防衛大学校の姿を確認し、創設期の思いを胸に小原台を後にしました。
最後になりますが、本事業は第1期生会の浄財を同窓会の特別予算に組み入れ行われた事業であり、残金は同窓会への寄付として同窓会で活用させていただくことを同窓生の皆様に報告させていただきます。
本行事をご支援いただいた久里浜駐屯地、防衛大学校の関係者の皆様に深く感謝いたします。
(27期陸 星指 隆)