防衛大学校東海拡大地区支部総会行事

《１ 概　要 》
　防衛大学校東海拡大地区支部（支部長：赤谷信之）では、平成２８年１２月４日（日）名鉄ニューグランドホテルにて、来賓に愛知偕行会名誉会長を交え、現職OB将官４名を含めた総勢７０名で、防大同窓会東海支部第１７回総会（支部総会・講演会・懇親会）行事を実施した。総会においては、平成２８年度事業計画と収支決算報告及び平成２９年度事業計画と予算計画を承認した。続く講演会では、講師として軍事アナリストの小川和久氏を招聘し「中国の海洋戦略と南西諸島の防衛」と題して講演会を実施した。最後は、懇親会を実施して防衛大学校OB会員の融和団結と同窓会の発展を誓って総会行事を終了した。

《２ 支部総会 》
　総会では、会長挨拶の後事務局による平成２８年度事業計画及び収支決算並びに会計監査結果について報告された。続いて、平成２９年度事業計画及び予算計画が報告され、いずれの案件も満場一致で承認された。なお、総会行事案内に対する出欠ハガキ返信率のさらなる向上については、会員相互の呼びかけの重要性について依頼した。また、総会行事不参加者に対する事業だより（仮称）については、役員会での今後の検討課題とした。

《３ 講演会 》
　講演会では、軍事アナリスト小川和久氏を講師にお招きし「中国の海洋戦略と南西諸島の防衛」と題して約１時間に亘る講演を拝聴した。
　中国の東シナ海・南シナ海への海洋進出とその現状、日米安全保障条約の態勢化にあって中国は抑制的な行動をとらざるを得ない状況にある事、三戦（輿論戦・法律戦・心理戦）には熱心に取り組んでいる状況にある事等、中国の表と裏の実情について軍事アナリストの視点にたった興味深い分析を拝聴する事ができた。

《４　懇親会 》
　懇親会では、講師の小川和久氏も交えて親睦を深めた。１期生から５３期生までが一同に会しての懇親会となり、同期生相互の語らいや現職OBへの激励等酒盃を重ねるごとに熱気が溢れ、各人が小原台での生活に戻ったような気持ちとなった。最後には全員一同肩を組み「逍遥歌」歌い、５３期生の万歳三唱にてお開きとした。