「防大棒倒し」アルジャジーラ放映について
2016.04.06
昨年11月に開催された防衛大学校開校記念祭において恒例の棒倒し競技が実施され、各テレビ局で放映されたのは記憶に新しいところですが、実はカタール国営放送アルジャジーラが約1年近く密着取材をしていたことをご存知の方は少ないのでは?
その映像が本日(3月29日)早朝にYouTubeに公開されました。
アルジャジーラは、「中東民主化を伝え続けるアルジャジーラ」と言われるとおり、中東の独裁政権等からの弾圧にも屈せず、民主化報道を公平な立場で報道する等評価を受けている放送局、独裁政権カタール国政府が資金の大半を拠出する非営利衛星放送、中東のBBCとも言われる放送局です。最近はスポーツ関係のドキュメントにも力を入れており、ネット上の棒倒し映像を見たプロデューサーが、「温和な日本人がなぜこんな激しいスポーツをするのか?(棒倒しのような競技は世界で日本だけだそうです。)」と制作部を説得して、この密着取材ドキュメンタリー撮影にこぎ着けたそうです。
また、アルジャジーラ日本プロデューサー森尻女史から、防大における棒倒しの起源、歴史を語れる同窓生のインタビュー映像を撮りたいという依頼が同窓会本部にあり、2期生会長長谷川考一氏が快く受けて下さり、防大におけるインタビュー映像の撮影が実施されました。アルジャジーラ関係者からも「素晴らしいインタビューと映像が取れた!」と好評を博しました。
残念ながら、最終的な編集会議で不採用とはなりましたが、本ドキュメンタリー構成を考える上での、防大の歴史の重さという大きなバックボーンになったものと確信しております。
なぜなら、このドキュメンタリーは素晴らしい作品に仕上がっていたからです。
私は広報部長として長谷川会長とアルジャジーラ側との調整作業に携わるという素晴らしい機会を得ました。積極的に協力して頂いた長谷川会長に深く感謝するとともに、地球の反対側の国外の放送局にこのような素晴らしいドキュメンタリーを作成してもらえたことに感謝しております。
尚、現在アルジャジーラ側に、長谷川会長インタビュー時の写真とインタビュー内容等データを貰えないか調整中です。これらのデータを入手できた場合には続編を掲載させて頂きます。
棒倒しドキュメンタリーのリンクは
https://www.youtube.com/watch?v=UX7bU8wkyPM
(同窓会本部事務局広報部長記)