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報告

第69回春季神奈川県学生剣道選手権大会結果等について

2024.06.22

防衛大学校剣友会 各位

 6月9日()に防衛大学校総合体育館で開催されました第69回春季神奈川県学生剣道選手権大(会長:田島東海男先生)の結果等について送付させて頂きます

 本大会は、毎年度、神奈川学生剣道連盟加盟大学にて、幹事校を交替して開催されており、防大は、平成29年6月第62回大会以来、7年度ぶりに幹事校となりました。

 大会委員長を剣友会会員で、剣道部顧問の小田嶋兼司先輩59空が務め、大会実行委員長を、69期・4学年の北條壮磨学生(6月30日(日)、第72回全日本学生選手権大会(個人戦)に、関東学連代表(72)選手として出場予定)が務め、剣道部学生は、団体戦、個人戦の選手とともに、大会係員として参加し、剣道部顧問の先生、先輩方による支援がなされました。

 試合は、6試合場で、午前、個人戦、昼食休憩を取り、午後、団体戦で熱戦が繰り広げられました。

 審判長は、剣道部OBの安部壽和先輩19陸・教8(剣友会顧問)が務められました。開会式、大会会長挨拶では、会長の田島先生から、「本日の大会には、5月の男女関東学生選手権大会(個人戦)において、全日本出場権を獲得した学生も参加していますが、9月の男女優勝大会(団体戦)に向けて、神奈川学生剣道連盟として、各大学のレベルアップを図るための大会として位置づけ、切磋琢磨して頂きたい。健闘を祈ります」の旨のお言葉ありました。 

 男子団体戦は、9大学、次のA、B、Cの3リーグにより、予選リーグが実施されました。

Aリーグ:関東学院大、横浜国立大、防衛大、

Bリーグ:東海大、横浜市大、鶴見大、

Cリーグ:桐蔭大、神奈川大、横浜商科大

 それぞれの予選リーグで1位の大学3校による決勝リーグで、優勝、準優勝、3位が決定され、また、それぞれのリーグの2位の大学3校による、3位決定リーグで、もう一つの3位を決定する方式で実施されました。

 防大の予選Aリーグにおける結果、出場選手及び、入賞校は、次の通りです。

<団体戦>

#男子団体戦(7人制)

 0勝2敗(予選Aリーグ(3チーム)敗退)(対関東学院大学 1勝5敗、対横浜国立大学 3勝4敗)

◎出場学生

〇林 泰成(4年、春日・福岡)

〇津留航輝(4年、土浦第二・茨城)

〇北條壮磨(4年、宇都宮・栃木)

〇倉恒智哉(4年、広島国泰寺・広島)

〇阪野心太郎(4年、高槻・大阪)

〇北口真空(3年、浪速・大阪)

〇佐佐木大斗(3年、西武文理・東京)

〇吉村 建(3年、東洋大京北・東京)

〇山谷悠斗(2年、東海大札幌・北海道)

 

#入賞校

◎優勝:東海大、

◎準優勝:関東学院大、

◎3位:桐蔭横浜大、神奈川大

 次に女子団体戦は、7大学、次のA、B2リーグにより、予選リーグが実施されました。

Aリーグ:関東学院大、神奈川大、防衛大、

Bリーグ:桐蔭横浜大、東海大学、横浜国立大、横浜市大

 それぞれのリーグの1位、2位の大学により、たすき掛の対戦により、決勝トーナメントが実施され、優勝、準優勝、3位2校が決定されました。

防大の予選Aリーグにおける結果及び、入賞校は、次の通りです。

#女子団体戦(5人制)

0勝2敗(予選Aリーグ(3チーム)敗退)(対関東学院大学 1勝2敗、対神奈川大学 0勝2敗)

◎出場メンバー:

〇宮本 慈(4年、生野・大阪)

〇高橋陽美輝(4年、韮崎・山梨)

〇長嶺佳奈(4年、昭和薬科大附属・沖縄)、

〇鈴木みのり(3年、桐蔭学園・神奈川)

〇根岸真愛(3年、日大高・神奈川)

〇近江宮奈(2年、盛岡第一・岩手)

〇播磨昌美(1年、徳島文理・徳島)

#入賞校

◎優勝:関東学院大、

◎準優勝:東海大、

◎3位:桐蔭横浜大、神奈川大

 個人戦は、男子は、82名(防大は10名)、女子は、65名(防大は10名)が出場して、実施されました。

防大出場選手の結果は、次の通りです。

<個人戦>

#男子個人戦

◎【4学年】

〇阪野心太郎(高槻・大阪) 1回戦敗退

〇齋藤隆仁(太田・群馬)  2回戦敗退

〇佐藤優人(津島・愛知)  1回戦敗退

〇新見海人(慶進・山口)  1回戦敗退

◎【3学年】

〇林 大吾(大分・大分)  1回戦敗退

〇吉村 建(東洋大京北・東京)2回戦敗退

〇木下鳳我(武蔵台・福岡) 1回戦敗退

〇兵頭慶信(松山南・愛媛) 1回戦敗退

◎【2学年】

〇引地健斗(錦江湾・鹿児島)1回戦敗退

〇山谷悠斗(東海大札幌・北海道)ベスト8(準々決勝敗退)

#女子個人戦

◎【4学年】

〇宮本 慈(生野・大阪)  3回戦敗退

〇高橋陽美輝(韮崎・山梨) 2回戦敗退

〇長嶺佳奈(昭和薬科大附属・沖縄)1回戦敗退

◎【3学年】

〇鈴木みのり(桐蔭学園・神奈川)3位入賞(準決勝敗退)

〇根岸真愛(日大高・神奈川)3回戦敗退

〇内田百音(捜真女学校・神奈川) 1回戦敗退

◎【2学年】

〇近江宮奈(盛岡第一・岩手)2回戦敗退

〇森谷真美(日比谷・東京) 2回戦敗退

◎【1学年】

〇上中結葵(大谷・京都)  1回戦敗退

〇播磨昌美(徳島文理・徳島)1回戦敗退

上記の結果となり、女子個人戦において、3学年70期生の鈴木みのり学生(桐蔭学園・神奈川)が3位、男子個人戦で、2学71期生の山谷悠斗学生(東海大札幌・北海道)が、ベスト8に進出致しました。

 本大会は、審判長は、冒頭、記させて頂いたように、安部先輩19陸・埼玉・教8が務められ、審判主任を、村上先輩29空・教7・東京及び宅間先輩30海・教7・神奈川の2名、審判員は、佐藤先輩30空・教7・埼玉、剣道部顧問の永田先輩38陸・6、玉岡先輩55陸・5、細川先輩58空・5及び石丸先輩63海・5、剣友会特別会員で剣道部顧問の井上陸曹長・教7及び古庄陸曹長・教7の7名が務められました。

 閉会式の審判長講評では、安部先輩19陸が、「早朝より、お疲れ様でした。学生らしい元気のある試合が展開されて、全般的には、良かったと思います。コロナ禍の暫定的試合審判法は、7月にイタリアで開催される世界剣道選手権大会後に、試合・審判規則の一部が改正され、暫定では、無くなる方向とお聞きしており、引き続き、精進、慣熟頂きたいと思います。

 試合においては、捨て切った思い切った技は出ているものの、一本にならない無駄打ちが多く感じられます。お互いに合気になって、左手を中心に収めた、触刃での練合から、ここぞというときに捨て切って打つ稽古、態勢を崩さない正しい稽古に取り組まれ、9月の男女優勝大会において、各大学とも良い結果が得られますことを祈念して講評とします」の旨、述べられました。

 大会終了後、剣道部学生全員及び剣道部指導陣の先生、先輩方が集合しての終礼が実施されました。

 師範の田島先生からは、「団体戦において前半優勢に展開しているにも拘わらず後半取り返されて逆転されるという一番やってはならない展開になっており、9月の男女優勝大会(団体戦)に向けて、団体戦の戦い方について、より一層考え、稽古に取り組んでもらいたい」旨、ご指導がありました。

 続いて、部長の佐々木先生からは、出場した選手と伴に役員にあたった学生への労いの言葉の後、本大会を終日、観戦された杉本先輩18海・神奈川(全国自衛隊剣道連盟会長)からは、

全国自衛隊大会が毎年2月に朝霞の自衛隊体育学校体育館で開催されて、多くの先輩方が、選手や審判員として参加して活躍しています。卒業してからも剣道を継続して、大会に参加してもらいたいと思います」旨、話され、続いて、松下先輩22海・神奈川(剣友会会長)からは、「団体戦、個人戦の試合を見て、辛勝して勝利し、入賞をしている大学や個人選手がある一方で、防大は、団体戦、個人戦とも惜敗して、負けて、入賞を逃している感があります。この辛勝と惜敗との間には、大きな壁があるように感じますが、その壁を打破するには、何が必要なのかを、よく考えつつ9月の男女優勝大会(個人戦)に向けて、精進してもらいたい」旨、述べられました。

 最後に、監督の蒔苗先生から、「大会の結果は、団体戦は、男女とも、予選リーグ敗退という結果に終わったが、昨年の大会とは違い、年明けの寒稽古、春季合宿をフルに行い、日頃の稽古の成果が出て、良い試合ぶりになってきていると思う。しかし、まだまだ、実力は上げられる。こんなものではないと思っている。9月の男女優勝大会(団体戦)に向けて、期間も残り3カ月、一回一回の稽古を大切に取り組んでもらいたい。最後になるが、鈴木学生、3位入賞おめでとう」とのコメントがあり、主将の69期4学年の林学生から選手を代表して、9月の男女優勝大会(団体戦)における全日本出場権獲得への意気込みと決意が述べられ、解散となりました。

 今週末日23日(日)は、東大七徳堂にて、東大定期戦が開催されます。この神奈川学生選手権大会直後で、9月の男女優勝大会(団体戦)に向けて、最後の公式戦になります。男女とも優勝し、良き行き足をつけられるよう祈念させて頂きたいと思います。

剣友会事務局

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