令和元年度 定期総会での記念講和
2019.06.10
【記念講話・演奏中の田辺栄一氏】
1 日時 令和元年6月9日(日) 15:05~16:30
2 場所 岡山市北区下石井2-6-41 ピュアリティまきび
3 講師 全日本ハーモニカ連盟理事(防衛大学校8期 陸 電気工学)
田辺 栄一氏
4 演題 「ハーモニカは小さなオーケストラ その音色は十人十色」
5 講話概要
(1) 自己紹介
岡山県浅口郡里庄町出身。昭和35年、防衛大学校入校(柔剣道部・吹奏楽部)。第1通信大隊小隊長、
第1師団司令部幕僚等を経て昭和45年9月、一尉で円満依願退官。
三菱電機㈱に電子技術者として入社、昭和45年当時、IC(モレクト ロン)が製品化され普及しつつ
あり、工場ではデジタル回路(論理回路)の技術者が求められていた。IC(1と0の世界)を使った製品「集
中自動検針装置」に従事し、主として工場やビルの電力、水道管理の省力化ビジネスに関与するなど民間
企業で通算約35年間勤務。関連会社の取締役を最後に65歳でリタイヤ。
(2) 防大等で得たもの
ア 防大で得たもの
防大イズム・・「自主自立」の精神=その後の人生に大きく影響を受 けたと考えている。2年の
時、吹奏楽コンクール全国大会出場3位入賞は快挙。バストロンボーンで参加。逗子開成高校吹奏楽部
顧問の中村先生宅を訪問し、音楽の話を聞いたことが思い出深い。今の趣味である音楽は、吹奏楽部
での経験がベースとなった。
イ 幹候、部隊で得たもの
幹候の訓練を通じて気力、体力、仲間とのチームワーク、リーダーシップを骨と筋肉を通して薫陶を
受け、その後の人生の糧となったのは間違いない。
ウ 民間で得たもの
民間企業で得たものは大変多い。
・電氣、電子、高圧絶縁技術
・品質、信頼性管理技術
・経営や工場管理に関するノウハウ、経験など
(3) 趣味のハーモニカについて
ア ハーモニカを始めたきっかけ
60歳の頃、岡山市内でプロ奏者・森本恵夫氏の演奏を聴く機会があり、複音ハーモニカの音色と表現
力に驚いた。特に、アルペジオ奏法がハーモニカでできることにびっくり!CDを買い込んで夢中で聴
いた。そして生涯の趣味に・・・。
イ ハーモニカの種類など
クロマティック、テンホールズ、複音の3種類。演奏に要求される のは、身体的には腹式呼吸、舌
の動き、視力、記憶力。
基本奏法は、タング・ブロック、ベース、シングル奏法、和音奏法。身体の個人差により音色は十人
十色。
(4) ハーモニカ演奏
マドモアゼル・ドゥ・パリなど8曲を演奏。その卓越した演奏に一同感銘を受けた。