前防大校長国分良成氏著書「防衛大学校」の紹介
2022.09.11
第9代防衛大学校長を務められた国分良成氏の著書「防衛大学校~知られざる学び舎の実像」が8月上旬に中央公論社から発刊され、「防衛大学校同窓会ホームページ」に紹介されています。
全体的に防大愛に満ちた筆致であり、防大生を心から大切に思っている心情が溢れており、私達防大卒業生に対しても過分の評価をしてもらい少し面映ゆい心地がするほどです。「私の趣味は学生」と言われるとおり、よく防大生を見ていると感じるところが多くて、これほど学生と密接に接してきた校長は他に類を見ないような気がします。事実いろいろな行事において学生の中に飛び込んで友人のように振る舞うことが多い校長であったようです。
国分氏は第9代の防大校長ですが、歴代校長のうち槇先生の12年間の在職期間に次ぐ9年の在職期間(第4代土田校長も9年)と2番目に長く学校長を務められ、令和3年3月久保校長にその職を引き継がれています。この間「世界一の士官学校」を目指して、いろいろな防大改革を試みておられます。本書にはこれらの詳細が語られております。防大の生い立ちから現在の防大を理解するために格好の資料であり、この際ご一読をお勧めする一冊である。
(参考)「防衛大学校同窓会ホームページ」7月27日の記事(国分氏著書「防衛大学校」8月初旬に中央公論社から上梓予定)