講師は、（NPO）ＮＢＣＲ対策推進機構の代表である井上 忠雄 兄であった。同機構はＮ（核兵器）、Ｂ（生物兵器）、Ｃ（化学兵器）、及びＲ（放射能兵器）から我が国及び一般市民を如何に守るかという防護対策を推進する目的で2005年に設立された非営利集団(NPO)である。

　演題はコロナ感染非常事態下で殊更に切実な課題である「バイオテロと感染症対策」であった。

　約30分間の技術面での調整ののちに、2時間にわたって、井上 忠 兄が高度に専門的な対策について、その要旨を各参加者のPCに次々と大きく掲示しながら、講演が続けられた。

　このウエブ講演会では、NBCR対策機構の担当者が技術面での主催者となり、ウエブ会議用のZOOMソフトを使用して、講話の進捗に合致したチャートを、参加者全員のPC等に、適時に表示するなどの技術面を担当した。

　開始時には、出席者全員の顔が同時に表示されて、相互に久しぶりの挨拶を交わすなど楽しい雰囲気であった。

　出席した及川 雅道 兄は、このウエブ講演会の雰囲気について以下のように語っている。

　「最初に、井上忠 兄が『防大4年生の時に重病にかかり、もうだめかと思う時期があったが、今や86歳までになった・・。及川 兄は髪の毛も白くなったねえ・・』などと話し始めるなど、お互いに顔を見合わせながら昔ばなしや近況報告が続いた後に、井上 忠 兄による講演が開始された。その後は、井上 陽 兄の適切な司会により、講演は滞りなく終了した。この度のウエブ講演会に参加して、今後は一案として、メールで日時を指定して、全同期生が、ウエブ会議に参加して雑談をすることもできるなあ、と感じた。」

（ＨＰ担当　藤本）