概要

会長挨拶

防衛大第18期の皆様へ火箱2.jpg

 本年四月から元航空幕僚長の外薗健一朗氏の後を受け第18期生会長を拝命しております元陸自の火箱です。我々同期は防衛大学校を卒業し早や41年が経過しました。卒業後陸・海・空自衛隊のフィールドでばりばりの活躍をし、当時ハンサムな青年揃いと自負していた同期生ですが、寄る年波には抗せず、真っ黒でフサフサ生えていた髪も抜け落ちたり、銀髪に変色したり、顔には所々シミや皺が目立つ齢になってきました。自衛官としての現役時代を終え、民間企業等に就職した同期も大半の者が最初の就職先を終え、第二の就職先などで働きつつ、家族、社会の為に、あるいはボランティア活動などに精を出している頃かと思います。

さて、同期の一部の者同士の情報交換はなされてきましたが、期全体を通しての情報交換はその都度実施してきました。期全体の情報交換の必要性と、ホームページの有効性は認識していたものの、残念ながら今まで防衛大学校のホームページの中の18期のホームページが開設されていませんでした。我々が現役の時分はまだIT化が進んでおらず、パソコン等の普及もまだ不十分な時代でしたが、この度各処から意見を頂き、元陸上自衛隊の木下典夫氏の尽力を得て防大18期ホームページを開設することにしました。今後このホームページを逐次更新し内容を充実していきたいと思っております。全国の同期生がこのホームページにアクセスし、活用していただければと思っております。更に本人の近況や同期の状況など投稿していただき内容が更に充実し、同期生の団結に少しでも寄与できるならば望外の喜びであります。

 我々18期が防衛大学校に入校した1970年は、入校直前の3月14日に大阪で日本万国博覧会が開催され、同月31日、日航機「よど号」ハイジャック事件が起きています。入校後は6月23日、日米安保条約自動延長、10月20日政府初の「防衛白書」発表、10月29日自民党総裁選で佐藤栄作氏が4選を果たしています。また同年11月25日三島由紀夫が市ヶ谷駐屯地に乱入、割腹自殺を遂げる「三島事件」も生起しています。当時個別の事象として承知はしていたものの、個人的にはそれを日本の歴史的な事象として捉える能力や見識を持ち合わせておらず、今振り返ると1970年は日本の戦後史では意外に大きな転換点になっていたと歴史学者の著書は語っています。政府自民党は沖縄返還について前年末に米国政府の同意を取り付け、年末の選挙において社会党に圧勝し、ライバル社会党は大敗、自民党の長期単独政権が継続することになります。万国博覧会は東京オリンピック以来の国際イベントであり、日本国中が沸き、その期間中の6月に安保の自動延長が前年までの騒ぎが嘘のように平穏になされました。更に衝撃的な「三島事件」ではあったが、政治的な影響はほとんどなく、この事件と3月の「よど号」ハイジャック事件とは左右の過激な行動主義が一般国民から遊離して衰退する最後の断末魔事件であったと言う歴史学者もいます。

我々第18期生はこのような日本の社会と政治が静かに安定した方向へと向かう分水嶺の年に入校したわけです。その後防大の教育方針の「広い視野、科学的思考力、豊かな人間性を培わん」と学業、学生舎生活、クラブ活動に各々懸命の努力を傾注し卒業しました。卒業後は東西冷戦期の約十年間陸・海・空の初・中級幹部自衛官として、北は北海道、南は沖縄までの全国の基地、駐屯地で、あるいは一部の同期生は海外で勤務をしながら過ごしてきました。更にポスト冷戦期以降は中堅、上級の幹部自衛官等として、各幕僚監部、上級司令部等で防衛力整備や運用正面などの幕僚などとして、或いは部隊長、艦長等として国防という崇高な任務を30数年間遂行してきました。

この間図らずも殉職した者、若くして病魔に侵され亡くなった者、無事に定年を迎えることが出来た者など様々な人生でしたが、元をたどれば原点は1970年4月横須賀の防大に集った18期生であると言う事です。現在夫々自衛隊とは異なった環境の中で第2、第3の人生を生きていることと思います。偶には昔を懐かしみ、同期生の近況などを知ってまた刺激を受け、残りの人生を自分自身は勿論、家族や地域社会、更には国家に貢献する力を得てみては如何でしょうか。

再来年3月、我々18期生は防衛大学校ホームカミングデーの該当期です。再来年の3月横須賀の防衛大学校の卒業式において全国の同期生(ご夫婦で)ができるだけ多くお集まりいただき、旧交を温め合うことを楽しみにしてホームページ開設の挨拶と致します。

防衛大学校第18期生会役員名簿

○第18期生会会長 火箱 芳文

○陸分会 

 会長       火箱 芳文

 副会長      植木 美知男

 理事       岡崎 宗男

○海分会

 会長       杉本 正彦

 副会長      松岡 貞義

 理事       持永 昇三

○空分会

 会長       外薗 健一郎

 副会長      長尾 斉

 理事       笠原 久

:期生会長は同窓会の期生会長を

 副会長は同窓会代議員、理事は同窓会業務幹事を兼務。但し、海の代議員は岡本正治

 分会長は規約にない役職であるが3年毎に18期生会長を交代し、

 杉本分会長(H30.4H33.3)、外薗分会長(H33.4H36.3)が期成会会長に就任

防衛大学校第18期期生会会則

「会則は作成当時(H16.4.25)のままであり、一部現状と合わない部分があります。」

(目的)

第1条 本会は、会員の融和団結を図り、同期生の社会的発展に寄与することを目的とする。

(会員)

第2条 防衛大学校本科第18期卒業生等をもって本会の会員とする。

(活動)

第3条 本会は、次の活動を行う。

(1)  会員相互の親睦に関すること。原則として、10年ごとに記念行事(親睦会)を開催する。

(2)  会員相互の社会的発展のための協力・支援に関すること。

(3)  互助に関すること。

(4)  会員の名簿の発行(3年ごと)。

(5)  防衛大学校同窓会、防衛大学校第18期期生会の活動に関すること。

(6)  その他、本会の目的に合致する事項。

(組織)

第4条 本会を運営するために総会、会長及び役員を置く。

(総会)

第5条 総会は、全ての会員により構成し、本会の最高議決機関とする。

2 総会は、原則として東京において開催する。

3 次の事項は、総会の承認を得るものとする。

(1) 会則の改正

(2) 活動計画及び活動報告

(3) 会長の選出

4 総会は、会長が招集する。

5 総会の議長は、会長が指名する。

6 議決は、出席者の過半数で決する。

7 必要の場合には、文書等により総会の議決を行う事ができる。

(役員)

第6条 本会に次の役員を置く。

(1) 会 長 1名

(2) 副会長 3名

(3) 理 事 3名

2 会長は、会員の中から選出する。任期は、原則として3年とし、各自衛隊持ち回りとする。

3 副会長及び理事は、各自衛隊から1名選出する。この役員の任期は3年とし、再任を妨げない。

(職務)

第7条 会長は、本会を代表し、会務を統括する。

2 副会長は、会長を補佐し会務を運営するとともに会長の不在間は、その職務を代行する。また、各副会長は、防衛大学校同窓会代議員を兼ねるものとする。

3 理事は、総務、企画の業務及び名簿の発行を行う。

(役員会)

第8条 会長、副会長及び理事をもって役員会を構成する。

2 役員会は、本会則に定める事項、総会で承認を得た企画、その他本会の事業を計画実行する。

(会費)

第9条 会費は、徴収しない。ただし、同窓会からの要請等、不時の支出が生じた場合、会員から徴収するものとする。

(事務取扱地)

第10条 本会の事務は、原則として関東地区で取り扱う。このため、会長、副会長のいずれか、又は双方及び理事は、関東地区在住者をもって充てる。

この会則は、平成16年4月25日より施行する。

連絡先

18期サイトの管理者は、当分の間、木下典夫とします。

本ホームページを閲覧し、防衛大学校第18期卒業生で防衛大学校第18期期生会本部と連絡を取りたい方は下記メール宛に連絡ください。

Email : bd18kink@gmail.com

リンク