第21期生会献花式
2021.12.13
第21期生会は昨年末に防衛大学校において献花式を実施し、河野克俊会長、荒川龍一郎副会長(陸)、山本高英副会長(海)、小野田治副会長(空)の4名が参列しました。
我々21期は、令和2年3月の卒業式にホーム・カミング・デー(HCD)の招待を受けておりましたが、新型コロナ感染症の国内感染にともないホーム・カミング・デーは1年延期となりました。新型コロナ感染症の勢いが収まらない中、実施に向け計画を練っておりましたが、令和3年の卒業式も卒業生と在校生のみの参列となり、ホーム・カミング・デーは再延期となってしまいました。
第21期生会としては、2年の延期は後輩期にも影響を与えることから、翌年、令和4年3月の招待を辞退することといたしました。久しぶりに全国から同期が集う行事を止めることは誠に残念でありましたが、やむを得ないという苦渋の決断でした。
ただ、同期には殉職者が3名おり、第21期生会として正式に献花式を実施したことがないことから、ホーム・カミング・デーの行事の中で計画していた献花式だけは実施したいとの声があがり、新型コロナ感染症のまん延状況をみて状況が許せる時に、代表者のみで献花式を実施しようということになりました。
実施の機会をうかがっていた中、新型コロナ感染症の第5波も収まったのを確認し令和3年12月13日(月)に決行することになりました。少人数の参列ということで、献花式は顕彰碑の前ではなく、資料館2階の顕彰室において行いました。顕彰室には108柱の殉職者の名前が刻まれており、21期の新敷昌明君(空)、高柳太郎君(空)、佐々木義人君(海)の銘板の前で、河野会長の献花に合わせ3名の副会長が拝礼し、その後、殉職者全員の御霊に対して黙とうを捧げ献花式を終えました。そして、隣の部屋に保管されている遺品を拝見させていただき、彼らの在りし日を偲びご冥福を祈るとともに、残る21期生が無事に任務を終え退官できたことに感謝した次第です。
最後に、今回の献花式にあたり防衛大学校のホーム・カミング・デー担当の甘中2海佐には大変お世話になりました。ありがとうございました。そして第21期生の皆さん、令和15年には入校式に招待されるホーム・カミング・デー(HCD2)という事業が計画される予定ですので、お身体を健やかにしてご期待ください。
(21期生会副会長(海)兼事務局長 山本高英 記)