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ホーム・ビジット・デー(HVD)

第39期ホーム・ビジット・デー(HVD)

2016.01.15

 あいにくの小雨が降る11月14日(土)、15日(日)の両日、防衛大学校において「創造への一歩」をテーマとして平成27年度開校記念祭が開催されました。そしてこの機に、卒業20周年目にあたる本科第39期生が母校・防衛大学校で開催されたホーム・ビジット・デー(HVD)に参加し、旧交を温めました。

 第39期生(平成3年4月入校)が過ごした4年間は、防大の内外ともに少なからぬ変化が見られた時期でした。第39期生入校の翌年の第40期生からは、初めて女性が入校しました。したがって第39期は、男性だけの最後の期でした。また冷戦終了そして湾岸戦争直後(平成3年3月停戦)という歴史的背景の中で、海上自衛隊掃海部隊のペルシャ湾派遣、陸上自衛隊施設部隊のカンボジアPKO派遣と、自衛隊の任務が拡がる萌芽が見られた時期でもありました。
 そして卒業後も、防衛省・自衛隊の大きな変化の中で、第39期生は実務者として経験を積み重ねてきました。モザンビーク、ルワンダ、ゴラン高原、東ティモール、インド洋、イラク、ハイチ、南スーダンや数多くの国際緊急援助活動等、自衛隊の海外活動は拡がりを見せてきました。そして統合幕僚監部の発足に伴う統合運用態勢の本格化、防衛庁の省昇格、そして新ガイドラインの見直しや平和安全法制の成立等、自衛隊の活動の前提や枠組みも大きな変化を遂げつつあります。このような流れの中で、第39期生は実務者として、これら取り組みに携わってきました。

 さて、HVDは朝降っていた雨も上がった11月15日(日)に行われ、全卒業生中96名、ご家族を含めると257名が防大に集まり、旧交を温めました。HVDでは、在校時に比べ大変立派になった学校本館や記念講堂、図書館、学生舎や学生食堂に目を見張るとともに、観閲式や懇親会、棒倒し観戦を通じ、かつての防大生活の思い出に浸りました。

 当日はまず、HVD準備責任者を務めた第39期生会長の湯下兼太郎氏(陸自)他3名の準備組織スタッフが國分良成学校長を表敬(渡邉啓二副校長、小林茂幹事同席)し、HVD行事に対するご理解とご協力へ謝意をお伝えしました。
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 その後、陸上競技場で行われた観閲式においては、観閲台そばに設けられた専用席において、ご家族も含め、観閲行進を見学しました。

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 本HVDのメインである懇親会は、今年も学生会館4階大ホールにおいて、12時50分から14時30分まで盛大に行われました。
 懇親会は、まず初めに準備責任者・湯下氏の代表挨拶、そして準備副責任者を務めた第39期生会副会長の石寺隆彦氏(海自)の乾杯で開始されました。
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 出席者は、お互いに近況を伝え合うとともに、学生時代の懐かしい思い出話に花を咲かせました。また家族同士で交流を深める様子も見られました。
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 懇親会の後半には、記念会食を終えた國分学校長及び折木良一防衛大学校同窓会長が会場へ駆けつけて下さり、第39期生と歓談いただきました。
 そして第39期生会から、第60期生会長に対し、在校生への記念品として「姿見用鏡」の目録が手渡されました。

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 続いて國分学校長、折木同窓会長より、陸海空自衛隊の中堅として活躍する第39期生に対し、時折ユーモアも交えつつ、激励の言葉を賜りました。
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 その後、出席者全員が輪を作り、肩を組んで、現役学生である応援団リーダー部員による口上に引き続き、防衛大学校逍遥歌を声高らかに唱和しました。
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 そして出席者を代表して牧野雄三氏(陸自)の音頭による一本締めで会を締めくくり、懇親会は大盛況のうちにお開きとなりました。
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 懇親会の後、出席者は第2大隊学生舎の屋上へ移動し、防衛大学校開校祭の華である棒倒しをご家族とともに見学しました。

 こうして第39期生HVDは幕を閉じました。


(同窓会本部事業部HVD担当記)

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